こんにちは、じんぺいです。
このページでは 帯状疱疹 に実際にかかった体験を通して、赤ちゃんとの関わり方や家族への配慮をわかりやすくまとめました。
この記事でわかること
- 帯状疱疹とは何か
- 赤ちゃんにうつる可能性と実際の感染経路
- 日常でできる安全な接し方
- 家族への配慮と体験から得た工夫
1.帯状疱疹とは何?(基礎知識)
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV) が原因で起きる病気です。
子どものころに水ぼうそうにかかった人の体の中にウイルスが潜んでいて、それが後に再活性化して発症します。(参照:疾病管理予防センター)
症状の特徴:
- 体の一部に 帯状の痛み・湿疹
- 痛みやかゆみ、しびれを伴うこともある
帯状疱疹自体は 他人からうつされて起きる病気ではありません。しかし、VZV ウイルス自体は水ぼうそうとして他の人に感染する可能性があります。(参照:世界保健機関)
2.赤ちゃんにうつるって本当?
要点をまとめると次の通りです:
✔ 帯状疱疹そのものは感染しない
成人が持つ帯状疱疹を そのまま他人が帯状疱疹としてうつすことはありません。(参照:世界保健機関)
✔ ただしウイルスが赤ちゃんに「水ぼうそうとして」うつる可能性はある
水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV) は、以下の条件下で他者に感染し水ぼうそうを発症させることがあります:
- 患部や水ぶくれの汁に 直接接触したとき
- 患部に触れた手で、そのまま赤ちゃんに触ったとき
赤ちゃんはまだ免疫が未熟で、水ぼうそうで重症化するリスクが高いため注意が必要です。(参照:疾病管理予防センター)
3.どんな接し方が安全?
◯ 湿疹・水ぶくれを完全に覆う
患部を 清潔なガーゼやバンドエイドでしっかり覆うことが大切です。
覆っている間は、赤ちゃんとの接触を控えるか、覆いが剥がれないように工夫しましょう。(参照:疾病管理予防センター)
◯ 手洗いを徹底する
患部に触れた可能性があるときは、必ず石けんで 20 秒以上洗うことが効果的です。(参照:疾病管理予防センター)
◯ ブラシやタオルなどの共有を避ける
直接触れるリスクを下げるため、赤ちゃんと 患部に触れたものを共有しないことも重要です。
◯ 抱っこは状況次第
患部が完全に覆われており、赤ちゃんが直接触れない体勢であれば抱っこは可能ですが、 患部が露出している間は抱っこを控えるのが安全です。(参照:Healthline)
4.母乳や日常的な接触はどうする?
公的な健康機関の報告では:
- 母乳そのものにはウイルスは含まれない
- 乳房に湿疹が出ていない場合は母乳を継続してもよい
患部が乳房近くにある場合は、赤ちゃんがその部位に触れないよう覆う・別の方法で授乳するなど配慮が必要です。(参照:疾病管理予防センター)
5.我が家で実践したこと(体験談)
私の場合は 脚に帯状疱疹が出ていました。
赤ちゃんとの関わりを安全にするために次のようにしました:
✔ 湿疹部分をガーゼや長ズボンで完全に覆う
✔ 抱っこするときは バスタオルでさらにカバー
✔ 手洗い・消毒を徹底
✔ キャリーに乗せるときは 私自身が距離を取る
✔ 赤ちゃんの健康を第一に考え、患部がかさぶたになるまで接触を控える
結果として赤ちゃんが感染することはありませんでした。
6.赤ちゃんとの距離は取るべき?判断基準
次の点で判断してください:
❌ 赤ちゃんがワクチン未接種の場合
水ぼうそうワクチンをまだ受けていない場合は、可能なら 距離を取る方が安全です。(参照:世界保健機関)
❌ 患部が露出している間
覆いが不十分なら、赤ちゃんとの直接接触は避けましょう。
✔ 患部が完全にカバーされている場合
赤ちゃんに直接触れない体勢を保てれば、普段の暮らしは可能です。(参照:疾病管理予防センター)
7.最後に:治療も育児の一部
帯状疱疹は、適切な抗ウイルス薬を早期に使うと回復が早くなります。
赤ちゃんとの時間を失うのはつらいですが、安心安全を優先してゆっくり治療に専念することも大事です。
まとめ:育児中でもできる対策
- 感染リスクのあるウイルスは 直接の接触がない限り広がらない
- 患部は必ず覆い、手洗いは徹底
- 距離と工夫で日常生活を守りながら安全に過ごす


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