こんにちは、じんぺいです。
スーパーに並んでいる「タラコ」と「明太子」、見た目はそっくりなのにどう違うの?と疑問に思ったことはありませんか?
今回はその違いを調べてみるとともに、いくら・数の子・とびこなど、魚卵の代表的な種類についても整理してみました。
タラコと明太子の違い
結論からいうと、タラコと明太子は同じ魚の卵なんです。
原料はどちらも スケトウダラ(助宗鱈)の卵巣。
違いは「味付け」にあります。
- タラコ:塩漬けにしたもの。味はシンプルで、そのまま食べても焼いても美味しい。
- 明太子:塩漬けしたタラコを唐辛子などで味付けしたもの。ピリ辛で、ご飯やお酒のお供にピッタリ。
つまり、
「タラコ」=素材そのものの味
「明太子」=タラコに唐辛子で味をつけた加工品
という違いですね。
魚卵の種類いろいろ
魚卵といえばタラコ・明太子だけでなく、世界中でさまざまな種類が食べられています。代表的なものを調べてみました。
いくら(鮭・鱒の卵)
鮭や鱒の卵を醤油や塩で漬けたもの。
プチっとした食感と濃厚な旨みが特徴。
日本では寿司や丼ものに欠かせない存在。
すじこ(鮭の卵を塩漬け)
いくらの元になる鮭の卵巣を、そのまま塩漬けにしたもの。
いくらが「バラ子」なのに対し、すじこは卵巣膜に包まれたままの形で販売される。
塩気が強く、ご飯のお供にぴったり。
数の子(ニシンの卵)
ニシンの卵を塩漬けまたは出汁漬けにしたもの。
正月のおせち料理に欠かせない食材。
プチプチとした歯ごたえが特徴。
カラスミ(ボラの卵)
ボラの卵巣を塩漬けし乾燥させた高級珍味。
日本の三大珍味の一つ。
薄く切ってお酒の肴にしたり、パスタに絡めたりして楽しめる。
キャビア(チョウザメの卵)
世界三大珍味の一つ。
塩漬けしたチョウザメの卵で、非常に高価。
パンケーキやクラッカーに乗せて食べるのが定番。
とびこ(トビウオの卵)
小粒でプチプチとした食感。
寿司ネタとしてよく使われ、赤や緑に色付けされることも多い。
軽い食感でトッピングとしても人気。
マサゴ(カラフトシシャモの卵)
「とびこ」に似た寿司ネタ。
原料はカラフトシシャモ(別名カペリン)の卵で、とびこと間違えられることもある。
海外の回転寿司などでは、とびこではなくマサゴが使われることも多い。
ししゃも卵(ししゃも/カラフトシシャモ)
本物の「ししゃも」と、よく見かける代用品「カラフトシシャモ(キャペリン)」の卵がある。
スーパーの「子持ちししゃも」の多くは実はカラフトシシャモ。
焼くとプチプチとした食感が楽しめる。
まとめ
- タラコと明太子はどちらも スケトウダラの卵
- 違いは 味付け(タラコ=塩漬け、明太子=唐辛子などで味付け)
- 魚卵には「いくら・すじこ・数の子・カラスミ・キャビア・とびこ・マサゴ・ししゃも卵」など、種類豊富で世界中で楽しまれている
改めて調べてみると、魚卵って地域ごとに加工方法や食文化が違って面白いですね。
「今日はタラコにする?明太子にする?」なんて食卓での会話も、ちょっと知識を持っていると楽しさが増すかもしれません。
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